各融資先ごとの特色や長所・短所をまとめておきます。なお、個別の購入希望先物件ごとの借入可能額や返済例は、パンフレットで調べるまでもなく、全て業者・営業マンが見積りとして出してくれますから、ここでは購入者が基本知識として知っておくべきことのみにとどめておきます。「?公庫(住宅金融公庫)」公的資金の代表格、住宅金融公庫は金利も低く、長期にわたる返済が可能な融資として住宅購入者には広く利用されています。住宅の取得、建築、増改築の際に融資が受けられます。この融資を受けるためには、融資を受ける本人と、融資対象となる物件それぞれについて、一定の条件をクリアしなければなりません。融資を受けられる本人の条件には、「・申込現在70歳未満であること」「・日本国籍か日本に永住できる資格を持っていること(外国人でも可)」「・平均月収が毎月返済額の5倍以上あること」「・自分で所有し、自分で住むこと」の4つがあります。このうち3つめの条件は、公庫の場合には毎月の返済額の5倍以上の月収(年収の12分の1で、ボーナスを加算した額)がなければならないという決まりです。仮に毎月8万円の返済をしようと思うのなら、単純にいって40万円の月収が必要なのです。その外にも、保証協会への加入(連帯保証人)、担保(抵当権)、火災保険などの条件がありますが、普通の購入者であれば、特に問題はないはずです。公庫からの借り入れ額を増やしたいのであれば、融資の加算制度をぜひ知っておくべきです。初めてマイホームを購入しようという方であれば、「初めてマイホーム加算」を使うことができます。この制度を使えば、基本融資(物件価格の80%)に加えて、300万円の特別融資が受けられるのです。例えばマンションの場合、購入物件が125平方メートル以下などの制限はありますが、新築でも中古でもこの制度は使えるので、ぜひ知っておいてください。また、購入する物件の専有面積によっても、割増融資が受けられることも知っておくべきです。例えば、東京のマンションの場合、あなたが購入する物件の広さが75平方メートルを超えていれば、それ以下の広さの物件に比べて700万円の特別融資が受けられます(東京圏)。
住宅ローンを取り巻く環境は右上ゾーンに向けて項目が多くなっていることからも、顧客満足度は相応に高いものとなっています。特に、「疾病保障付きローン」はここ最近の金融機関が提供するサービスのなかで久々のヒットと言われていますし、競争が激化したこともあり金利はもちろん、多種多様なサービスの充実が図られたことも消費者(借り手)サイドからすれば歓迎すべきことです。しかし、表面化はあまりしていませんが、消費者が抱える不満や、不安は解消されていません。特に、人生で最も高額な買い物であり、超長期にわたり付き合うことになる住宅ローンは、正確なリスク認識が欠かせません。消費者側は昨今の不安定な社会情勢のなかで、リスク説明へのニーズを高めてきており、金融機関はそのニーズにきちんと対応できていない状況です。リスクの説明を含めたライフプランを、金融機関が描いてみせることが重要であり必要となってきていますが、すべてを金融機関に求めることもまた酷であるとも言えます。最近は金融相談の専門家と呼ばれる人々(例えばファイナンシャルプランナーや住宅ローンアドバイザー等)も登場し、社会的地位を確立してきています。消費者サイドも自己責任のもとで住宅ローンと付き合う必要が出てきています。
東京都杉並区でレジ袋に五円の税金をかけるというニュースを見ました。ついに来ましたね!杉並区によると、東京都の一世帯が消費するレジ袋が年間六百五十枚だそうです。杉並区の二十六万世帯で考えると、年間一億六千九百万枚のレジ袋が消費されているわけですね。レジ袋は商品を持ち帰るために一時的に利用されますが、そのあとはゴミとして排出されます。一億六千五百万枚のレジ袋がゴミとして出されるわけです。杉並区だけでですよ。日本全体を見ると、ポリエチレン製のレジ袋は年間二百八十億枚流通しているそうです。二度三度と使っている人も多いと思いますが、でも最終的にはゴミとなるんですよね。しかもこのゴミ、かなり高価なんです。レジ袋を作るのに必要な材料とエネルギーを原油に換算してみると、なんとレジ袋を作るだけで年間五億七千八百リットルも使っているのだそうです。一日分の輸入量に近い原油を消費し、そしてそれは二十八万トンのゴミになっているという計算です。すごいですねぇ……。私は今まで、レジ袋よりマイバッグや風呂敷を使うのはどうですか?とすすめてきました。そのほうがおしゃれだし、かっこいいよと言って。そして、きっとそのうち有料になるから、今から自衛しましょうよ、という意味もありました。これから杉並区だけでなく他の自治体でも有料になっていくでしょう。おしゃれなエコバッグ、スカーフで作るバッグなど、いろいろ工夫してみてくださいね。